5世紀頃、グプタ朝の王の保護のもとに建てられた仏教の教学を学ぶ学院。唐から訪れた玄奘と義浄もこの学院で学んだ。  (中国映画 「三蔵法師・玄奘の旅路」にこの当時のことが描かれている」
ナーランダ僧院は一時は数千人の学僧を集め、仏教教学を中心に、バラモン教の教学や哲学、医学、天文学、数学などを研究する、総合大学の感があった。1200年頃、アフガニスタンから侵攻したイスラーム教徒のゴール朝によって破壊され、インドにおける仏教の繁栄は終わりを告げた。20世紀になってその遺跡が発掘されている。

入り口(表門)
広大な敷地内には、ストゥーパ(仏塔)、チャイティヤ(祠堂)、ヴィハーラ(僧院)などの僧院跡、寺院跡が残っている。
グレート・ストゥーパ
左(北)側に正面大階段が見える。他の4寺院が東向きなのに、この寺院のみ 北向きである
壁面彫刻

北塔(五堂形式をなす小祠堂)と 小ストゥーパ群
すべてレンガ造のスタッコ(プラスター)仕上げられている。
南の僧院群
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