紀元前11世紀以降、約二千年に渡り数々の王朝の都として栄えた中国の古都「西安」。かつては「長安」と呼ばれ、シルクロードの起点でもあった西安は、歴史的そして文化的な見所が一杯。西安の町の中心部は、明の時代(14世紀)に作られた立派な城壁に囲まれており、城壁の東西南北に門がある。城壁の上は、広い道路のようになって、その規模の大きさに驚かされる。城壁は周囲13.7kmの長方形で、高さ12m、基礎部分の幅は15~18m、上部の幅は12~14mもあり、レンガで築かれている。城壁の外側には攻撃孔が5894も開いています。4つの方向にそれぞれひとつの城門があり、全体は外濠に囲まれている。14世紀に建てられた鐘楼があり、高さ36メートルにあるこの鐘楼は、周囲の近代的なビルに引けを取らないほど壮大な木造建築の中にある、鐘楼から500メートルほど離れた場所には、たくさんの太鼓が収められた鼓楼が建っています。こちらも、鐘楼と同様、14世紀に建てられたもの。当時の中国では、鐘楼と鼓楼が対になって、朝には鐘楼の鐘が時を知らせ、夕暮れ時には太鼓が時を知らせている。

鼓楼
鐘楼
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